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留学経験は経営に役立ってる?②

前回の記事では勉強のことを書きましたが、今回は少し精神的な話です。

3年間のアメリカでの経験で大きかったのが、「成功体験」と「自立」です。この記事では「成功体験」について。

成功体験→平たく言えば、あきらめずにやれば何とかなる!ってことです。

そもそも、自分がアメリカの大学院に行けるなんか少しも思っていなかった。アメリカに行きたいと思った最初の要因は、高校時代の海外研修。夏休みに4週間、サンフランシスコ近郊で英語の研修に参加。本当に楽しくて楽しくて、絶対また来る!と心に決めました。ただ、決めたからと言って何をする訳ではなく、漠然とした「夢」だったのです。大学の時はキャンパスライフをエンジョイしすぎた(笑)夢や目標に対して何か行動することはなく、すべてが中途半端でしたね。英語も話せるわけではなく、海外に住んだこともなく、海外旅行が好きなただのミーハーです。

大学を卒業して就職までの1か月、最後の思い出にと、高校時代に訪れたサンフランシスコを訪れました。そしたら、高校時代のあの熱い気持ちが再燃!スイッチが入って、アメリカに行くことを決めました。それから働きながら準備を進めたわけです。絶対行ってやると。

でも、でもまさかワシントンDCの大学院にまだ行けるなんて思ってもいなかった。だって、ワシントンDCは外務省の人とか東大の人とか行くところでしょ?って。でもあきらめずに応募したわけです。仕事終わったあと喫茶店でTOEFLの勉強したり、予備校で論文の書き方を勉強したり、とにかくやれることをやった。結果はどうでも良い、とにかく必要な試験を受けて応募したんです。宝くじと一緒で、応募しないことには受からないわけ

そうしたら、受かっちゃった!まさか、、TOEFLの点数も全然足りない状況だったし、まさに青天の霹靂。もし、この記事を留学志望の方読んだら、点数足りなくてもとりあえず全力で応募してみてください。万が一ってことありますから。

これが一つ目の成功体験。もう一つは就職のこと。ワシントンDCのシンクタンクでのインターンや、ボストンでの銀行での仕事、これもあきらめずに履歴書送ったり、就職説明会に行って希望がかなったこと。でも、でも、何か満たされない。そう、「あなた国際機関で働きたいんでしょ?」っていう、本当の目的を忘れていた。なので、最後にもう一度と、国際機関での仕事に再チャレンジしました。

ボストンの銀行で働いていたんですが、休みの日、ワシントンDCに行き、知り合いを辿って色んな人に会いました。紹介→紹介→紹介、って感じで。そうしたら、卒業した大学にまだ知り合いが残っていて、その人が世界銀行で働いているという情報が。速攻アタックですよ、上司の方が日本人だったから。とにかく会わせてほしい!って。要求されていない論文とか勝手に英語で書いて持っていった。そしたら、ポジションあるって!無給だけど。(※無給って信じられないけど、アメリカでのインターンでは良くあります。無給で入ってポジション探すのです。)

これもまさかですよ、世界銀行ですよ、びっくりしました。ただ、その裏で銀行やめたりとか色んな人に迷惑かけた・・申し訳なく思っています。しかも、せっかく入れたのに、数か月で家の事情により日本に戻りました。その時の感情は何とも整理がつかず、今もまだうまく説明できません。ただ、世銀での仕事を諦めたことは後悔していません。今度の機会に記事にしますが。

継続できなかったけど、アメリカでの目的は少しは果たせた。これも成功体験、あきらめずにやれば何とかなる!という経験。大学院に応募していなかったら留学できなかったし、世銀の偉い人にアタックしなかったら入れなかったわけです。とにかく、やってみる→やれば道が開ける、初めて経験できました。自信が付きました。

この経験は、ものすごく今の経営に役立っています目標を立てる→実行する。ダメならやめて、違う目標を立てる→実行する。その繰り返しを躊躇なくできるのはアメリカでの経験があってからこそ。続けていれば、そのうち目標を達成できたという経験があるからこそ。

頭の中で考えているのではなく、実際にやるってこと。具体的には、この仕事取りたい!って思えば、躊躇なくその人に電話する。見積もりや提案を速攻で送る。この機械入れれば仕事の幅を広がると思えば、展示会やショールームに行って実際に見る、50%くらいうまく行きそうなら買う。(←これは金額によるけど)ダメでもいいから、初めの一歩踏み出さないと何も始まらないんです。このブログも同じ考えで始めました。ブログを通して自分を知ってもらうという目的です。

何か始めれば想像つかない良いことだって起こる。ただ、それは始めなければ絶対に無いわけです。その一歩を踏み出すのが怖くないのは、アメリカでの経験が本当に大きいですね。

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